情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

7ZF-03
再帰性反射型コーナーリフレクタアレイを用いた空中像の自然で安定した像表示とインタラクション
○宮崎 駆,矢田捷真(法大),大西康司(オプトセラミックス),小池崇文(法大)
本研究では,小池らが提案したRetroreflective Mirror Array (以下,RMA)とデプスカメラを用いて,空中像の縦横比を適切に変化させるシステムを提案する.RMAは地面に対して垂直方向の光を鏡面反射し,水平方向の光を再帰性反射して,空中に光を結像させ,空中像を表示する.RMAは従来の空中像表示技術の課題であった,低輝度やインタラクションの実装を解決した.しかし,RMAによる空中像は,ユーザの視距離によって空中像の縦横比が変化する特性がある.本研究では,デプスカメラを用いて空中像とユーザとの距離を測定し,その距離によって空中像の縦横比を変化させる.さらに,空中像とユーザが離れている状態でのインタラクションの実装もおこなう.