情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

7ZF-01
影内外判定とLevel-of-Detailによる描画負荷軽減の一手法
○小坂知輝,村木祐太,小堀研一(阪工大)
近年,3次元コンピュータグラフィックス技術の発展に伴い,高精細な画像をリアルタイム処理で描画することが可能となっている.しかし,処理負荷の増加による描画速度の低下を抑制するために,要求されるハードウェアの処理速度が上昇している.ところで,従来の描画処理の負荷軽減手法としてLevel-of-Detailやオクルージョンカリングが挙げられるが,両手法ともに視界内に存在する近方物体の描画処理の負荷軽減が不可能であるという問題がある.本手法では,視覚的に重要ではない影内に存在する近方物体に対して段階的にメッシュ数を削減することで,印象劣化を抑制しつつ描画処理の負荷軽減を実現する.