7V-07
患者への医療処置に対する強化学習適用への取り組み
患者の容態に対して、適切なタイミングで適切な処置を施すことができれば患者の早期回復が見込まれる。実際の集中治療室でのデータは、センサーによって観測値を取得するタイミングが異なるため、先行研究を参考にし、時刻が同期したデータを得るために周期性を考慮したカーネル関数であるSpectral Mixture Kernelを用いたガウス過程回帰を前処理として行う。前処理で作成されたデータを用いて、観測状態、患者の回復を報酬、治療行為を変数とした医療処置を強化学習の枠組みで表現し、適切なタイミングで適切な処置を施すことを可能にする手法を構築する。