情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

7P-01
360度動画を用いたStructure from Motion
○西島啓斗,蚊野 浩(京産大)
カメラで撮影した複数の画像から、空間の3次元構造を復元する技術としてStructure from Motion(SfM)がある。通常のSfMと比較して、高精度で頑健な3次元復元を達成するために、360°ビデオを用いたSfMを研究している。360°動画を用いることで次のような利点があると考えられる。第1に、全方向の特徴を用いることで、カメラの平行移動と回転移動を分離することが容易になり、カメラ運動の推定精度が高まる。その結果、復元する3次元構造も高精度化できる。第2に動画を用いて特徴点を追跡するので、SfMに用いる特徴点を頑健に対応づけることができる。本研究では、これらの利点について、実験的に検証した。