情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

7K-02
FPGAを利用したグラフ幅優先探索の高速化
○溝谷祐大,天笠俊之(筑波大)
本研究では、ハードウェアアクセラレータであるFPGAを利用し、幅優先探索(BFS)の高速化を提案する。BFSとはグラフ探索アルゴリズムの一種であり、複雑なグラフアルゴリズムの基礎となっている。しかし、不規則なメモリアクセスが多くメモリ帯域を有効に利用できないことや大規模グラフに対する高速な実行が求められるなどの問題がある。FPGA上のブロックメモリはFPGA 上の回路が1サイクル以内にアクセス可能な非常に高スピードなメモリである。BRAMをBFSの実装に用いることで、メモリアクセスによるボトルネックを解消することを目的とする。さらに、intel社が提供しているoneAPIを利用しアクセラレータによらないソフトウェアとすることを目的とします。