7H-06
プログラミングの壁を避けるエンタテインメント・デザイン手法
オープンソース文化・スケッチング(物理コンピューティング)文化を背景として、理工系でない芸術系/デザイン系の学生でも高度なエンタテインメント・システムのデザインを実現する手法の提案を行う。電子工作で一般的になったArduinoやmbedは、初学者にとってC言語での開発という「プログラミングの壁」がある。これを越えることを強いるのでなく、アイデアやコンセプトを重視して上手く「避ける」ようなデザイン支援の手法が存在する。本稿ではその考え方と具体的な事例報告により、エンタテインメントコンピューティングにおけるデザイン教育の重要性について議論していきたい。