情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

7F-03
高画素赤外線センサによる低計算量な宅内行動認識手法の提案
○藤田 渉,八田俊之,三輪祥太郎(三菱)
近年,高齢化社会の進展により,高齢者の一人暮らしが増加する中で,安否確認のための宅内見守りサービスに注目が集まっている.本稿では,ルームエアコンに搭載された高画素赤外線センサを用いた行動認識による人の見守りシステムを検討する.従来,高画素の熱画像からの行動認識に対しては深層学習を用いた手法が提案されているが,ルームエアコン上のマイコンでは計算コストが高く,搭載が困難という課題がある.この課題を解決するために,計算コストが低くマイコン上への搭載が可能な,勾配Boosting決定木を用いた行動認識手法を提案する.ルームエアコンの赤外線センサから見た,宅内人物行動データセットを作成し,本手法の有効性を評価した.