7C-02
全天球カメラによる深度マップ作成手法の検討
近年,災害現場における被害の査定を,ITを駆使してオンライン上で行う試みがなされている.査定作業で扱われる情報の一つに現場で撮影した写真があるが,それに付随して撮影地点から各被写体までの距離情報が取得出来ると,より正確な査定が可能となる.距離情報の取得方法として,最近ではLiDARによる計測が挙げられるが,高精度である反面,データの収集効率が良くないという問題がある.そのため,実用に足る精度を保ちつつ,高速に距離情報が取得出来るシステムには一定の需要があると考える.本研究では,2台の全天球カメラで撮影した画像から被写体の距離を推定し,深度マップを生成する手法について検討する.