6ZM-02
平面と空間を対象とした操作におけるマルチタスク差異の検証
本研究では,マルチタスクを行う際に平面上の物体操作と空間内の物体操作でタスクの遂行の点での差異を比較検証することで,空間内の物体操作時のタスク負荷を明らかにすることを目的とする.ここで平面上の物体操作とはハンドルを用いて平面上の自動車を走行させる操作であり,空間内の物体操作とはジョイスティックを用いて空間内の航空機を飛行させる操作とする.平面上の自動車走行に比べ,空間内の航空機飛行では上下の移動が加えられる.本論文では,それぞれの操作タスクに加え,音声による計算タスクと視覚とボタン操作による色判別タスクを同時に行う実験を行った結果を示す.