6ZL-04
オープンデータを用いた生活習慣病と精神神経系疾患、歯科疾患の関連性調査
現在、医療ビッグデータ(NDBデータ)を用いた生活習慣病に関連する精神神経系疾患、歯科疾患の包括的データ分析を計画し、実施しつつある。それに先立ち重要な解析項目の選択のために予備的に医療オープンデータ(NDBオープンデータなど)を用いた生活習慣病と精神神経系疾患、歯科疾患の関連性調査を実施した。性および年齢を補正した地域差指数を用いてその関連性を検討したところ、糖尿病、心疾患など生活習慣病患者の多く見られる地域は、不安障害、認知症など精神神経系疾患、歯周病、喪失歯など歯科疾患の患者が多く、地域偏在に関して関連性が認められた。これら疾患群の地域差に基づいてとらえた包括的分析結果について報告する。