新型コロナウイルス感染症の影響により，大学生はオンラインで共同作業をする機会が増えた。オンライン上では，自身の非言語情報を相手に見せることも見せないこともできる。こうした画面のオン・オフは，三者によるグループワークにいかなる影響を及ぼすのであろうか。本研究では，初対面の同性3人を一グループとし，16グループがオンライン上で画面オン条件と画面オフ条件の両方でアイデア創出課題を行った。分析指標として，個人のアイデア数を数えるとともに，行動コーディングにより個人の発話内容を分類した。発表では，画面のオン・オフがグループワークにおける個人のパフォーマンスに及ぼす影響について分析した結果を報告する。