6ZD-08
テキスト黙読中の非集中状態検出のための視線行動解析
近年,労働人口の減少によりオフィスワークの生産性向上が必要とされている.生産性低下の一要因として,集中力の低下が挙げられる.生産性低下を防ぐ一例として,作業者が集中していない時を検出し,休憩を促すことが考えられる.一方で,人体情報のセンシングによって人間の内面を分析することが盛んに行われている.そこで本研究では,視線情報を使うことでテキスト黙読中の作業者の集中状態・非集中状態の識別を行う.予備実験として,作業者が集中する実験条件と集中しない実験条件における作業者の視線を比較したところ,非集中条件での視線遷移のほうが,固視時間が長く,読み返す頻度が多いことがわかった.