情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

6ZD-06
視線入力装置を用いた暗証番号入力方式の提案
○小木嘉原,東條空翔,岡本 学(神奈川工科大)
コロナ禍において「接触」が課題になっている。銀行ATM等で広く用いられている暗証番号入力においては、基本的には手指の接触を必須とするため、ウイルス感染拡大の懸念が拭えない。アルコール消毒を行うことで対処は可能であるが、アルコールに濡れた指ではタッチパネルが反応しにくかったり、機器の劣化、消毒液補充等の運用の問題もある。そこで視線入力装置を用いて暗証番号を入力する方式を提案する。この方式によれば、手指の接触は不要で、ディスプレイを注視することで暗証番号の入力が可能になる。この方式はウイルス感染拡大防止以外にも、四肢の運動が難しい肢体不自由の利用を可能とする方式であり、情報バリアフリーにも貢献する。