現代においてSNSは人々の生活から切り離せない存在となっている。その中でもTwitterは自分の好きなことや思っていることをつぶやくようにして書き込むスタイルとなっており、投稿内容（ツイート）にユーザのその場の気分といった感覚が反映されやすいSNSである。本研究では、そのようなツイートに反映されるユーザの感覚を分析することを目的とし、他言語には珍しい日本語独自の特徴として、多様な一人称代名詞の存在に着目して分析を行った。具体的には、Twitterから「私」「自分」等の様々な一人称代名詞を含む大量のツイートを収集し、潜在的ディリクレ配分法により抽出されたトピックを利用して、各一人称代名詞のツイートへの影響を分析した。