6T-05
家庭環境知識と常識推論に基づく双方向型対話ナビゲーションシステム
近年、コンピュータビジョン、言語、グラフィックス、ロボティクスなどの分野の研究者が、Embodied AIの研究に取り組んでいる。Embodied AIは、現実世界や仮想環境とのインタラクションを通じて学習し、仮想ロボットを用いて仮想環境内で様々なタスクを実行することが可能である。しかし、その多くは、ユーザへの質問や要求に答えるだけでインタラクションが中断されるような一方通行のタスクとなっている。そこで、本研究では、仮想家庭知識と常識推論を用いて、仮想ロボットがユーザと対話しながら案内場所の位置を推論し、ユーザを家の中で案内するというタスク指向の対話ナビゲーションシステムの開発を目指している。