6Q-04
Ant Paintingを用いたカモフラージュパターンの生成
カモフラージュパターンは迷彩模様とも呼ばれ,景色またはものに溶け込むように様々な色や局所的な形状を含んでいるテクスチャパターンである.一般的に迷彩模様は,ランダムな模様のパターンを組み合わせて作成されることが多い.しかし,目的に応じて適切なパターンを生成することは難しい.そこで本研究は,入力された画像データをもとに,迷彩模様を生成する手法を提案する.提案手法は,入力画像の色分布や輝度などを特徴量として抽出し,ジェネレーティブアート分野で用いられるAnt Paintingと呼ばれるアルゴリズムを改良したものである.これにより,ランダム性を持ちつつ入力画像の特徴に応じた,複雑な迷彩模様の創発的な生成を試みる.