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可視・近赤外顔画像における血糖値に関する特徴抽出
近年、接触生体計測に基づく低侵襲な血糖値計測の研究が行われているが、機器の接触に伴う行動制約などの問題がある。遠隔で測定可能な多波長顔面画像から血糖値に関する特徴を抽出できれば、遠隔血糖値推定の実現が期待できる。我々はこれまで、血行動態に関する遠隔バイタルサインの一つである顔面赤外画像から得られる皮膚温の空間的分布を用いた血糖値に関する特徴抽出とそれに基づく血糖値推定を試みたが推定精度は低かった。一方、顔面可視・近赤外画像から得られる色相の空間的分布も血行動態に関する遠隔バイタルサインの一つである。本研究では、顔面可視・近赤外画像を用いた血糖値に関する特徴抽出とそれに基づく血糖値推定を試みた。