6P-03
視覚の時間積分特性および時間応答特性に基づく多重画像提示
本論文では,観測者の動きに応じて異なる画像を観測させる多重画像提示の方法を提案する.この方法では,投影画像に通常の方法で観測した場合には不可視となる画像を埋め込み,対象物に投影する.これを観測者が特定の動作を行いながら対象を観測することで,埋め込まれた情報を復号し,通常とは異なる画像を観測することができる.提案法ではこのような画像埋め込みに観測者の視覚特性を反映させることで,肉眼で観測を行った場合でも安定に画像を観測させるための方法を示す.