6P-02
Indirect ARのためのカメラ画像を用いた輝度補正の検討
現在,観光PRで拡張現実感(AR:Augmented Reality)が用いられることがあるが,ARにおいてカメラ映像に観光客などの障害物が写り込み,臨場感の低下やARの破綻の問題がある.これに対し,事前に3Dモデルを合成した全方位画像から端末の向きに応じた視野を提示するIndirect ARが提案されており,写り込みの問題は生じず,周りに影響を受けず頑健に動作する.しかし,AR体験時と事前撮影時で時間や季節が異なる場合,臨場感が損なわれるという問題がある.そこでIndirect ARにおいて現在のカメラ画像を用いて事前撮影画像の輝度補正を行い現実に近い風景を提示する手法を提案する.