情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

6M-04
一般ペトリネットの構造的性質を用いた強L3/L2活性構造の検知
○芳澤祐大,和﨑克己(信州大)
ペトリネットの動的性質の1つに活性と呼ばれる性質があり,条件の厳しさによりL0~L4と活性レベルが定義されている.強L3活性トランジション,強L2活性トランジションが存在するために必要な構造を強L3活性構造,強L2活性構造と呼ぶ.強L3活性構造は反復する閉路(L3閉路), L3閉路の活性を打ち消すトランジション(CircuitBreaker), L3閉路から供給されるトークンを受け取るプレース(k-プレース)の3つの要素で構成され,強L2活性構造はCircuitBreaker発火後にのみ無トークン状態が解除されるプレース(Enabler)とk-プレースによって構成される.準反復性,準保存性,有界性と呼ばれる,一般ペトリネットの構造的性質を用いて,これらの構造の検知を行う.