情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

6F-07
機械学習を用いたものづくり教育におけるルーブリックの評価
○牧野浩二,孕石泰丈,堀内 宏,寺田英嗣(山梨大)
教育の効果を測る方法としてルーブリックがよく用いられており,それを解析することによる授業評価は広く行われている.解析に用いられる統計量として,平均や分散,検定,効果量などがよく用いられている.これらは項目ごとの傾向をつかむことには適しているが,回答者に着目した解析方法ではない.本論文では,主成分分析や決定木などの機械学習を用いてルーブリックの回答を分類・評価する試みを行う.これにより学生個々の回答に着目した結果が得られるため、統計量とは異なる観点からの解析が可能になる。本論文では実際のルーブリックの結果を用いた機械学習による解析事例を示す。