5ZK-03
動画像を用いた連続魚影検出における検出漏れフレームに対する補間手法の提案
我々は,複数台の水中カメラの映像で検出した養殖魚の魚影画像座標から個体ごとに空間位置座標を算出し,養殖魚の尾数計数や遊泳軌跡を数値化する方法を実現している.しかし,これまでの実証試験では洋上生簀に水中カメラを設置した際,海中の明るさや濁り具合によって,連続した魚影検出時に検出漏れが起こり,魚影の空間位置座標が算出できず,遊泳軌跡が途切れてしまうことがあった.そこで本研究では,魚影検出に失敗した画像に対して,個体同定が可能となる十分に短い時間内での前後の魚影検出画像に基づき,画像内での魚影座標を補間する手法を提案する.これにより,魚の水中空間内での位置の算出が可能となる.