情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

5ZG-04
評価者の負担と評価の正確さを考慮した相互評価方法
○寺床秀太,鈴木 優(岐阜大)
講義を担当する教員が多くの学生のレポート課題を評価することは,大きな負担となっている.本研究では学生同士の相互評価を用いて,レポート課題を評価する際の教員の負担を軽減する手法の提案を行う.本研究の最終目標は,学生の負担を減らしつつ,教員の評価と同等のレポート課題の評価を得ることである.最終目標を達成するには,教員の評価と同等か否かに関係しそうなパラメータを考え,それを変更した時の結果を調べようと考えた.考えたパラメータの1つは各学生に割り当てる課題の個数,つまり学生の負担量である.もう1つは各学生の評価の正確さを調べる時に影響を与える,課題の割り当て方法である.実験では,パラメータを変更した際の結果の変動を観察し,最適なパラメータを明らかにする.そのために各学生の評価結果を集計し,課題全体について順位予測を行うシミュレーションを行った.