情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

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スマートフォン利用に基づく自宅での能動的情報提供機会の推定可能性
○仲澤悠太(農工大),徐 建鋒,小森田賢史,内藤 整(KDDI総合研究所),藤田欣也(農工大)
生活行動を阻害しない能動的な情報提供を目標に、我々は、活動遷移に基づく提供機会の推定を試みてきた。特に、スマートフォン(以下、スマホ)は利用機会が多く情報提供の好機と考えられるが、スマホユーザの活動に関する先行研究は位置や時間帯、移動についてのものが多く、スマホ利用行動と活動阻害の関係は検討されていなかった。そこで、本研究では、スマホ利用を検出し能動的に情報提供するアプリを試作し、若年男性15名に活動阻害の程度を主観評価させた。その結果、活動遷移時は継続中に比べ情報提供が許容されやすく、さらに活動遷移の中でも、スマホの利用終了時よりも利用開始時とアプリ切替時により許容されやすい傾向が認められた。