5ZE-03
ユーザーの行動特徴を用いた早期サービス課題の検出に関する提案
サービスの継続的な改善は,サービスの価値を維持あるいは高めるために重要な作業である.サービスの問題から生じた小規模な事件であるインシデントへの対処が遅れると,より深刻な問題や事故へとつながる.専門家による分析,Web Analyticsなどの方法はデータの蓄積が必要となるため,ユーザーに発生したインシデントへの対処が遅れて深刻化する可能性が高い.本研究では,サービス利用中に発生したインシデントをタイムリーに検出する方法の提案を目的とする.そのために,インシデント発生時におけるユーザーの操作ログと感情・操作意図との特徴や関係性を明らかにし,インシデントの発生を検出するシステムを開発する.