情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

5X-07
MRデバイスを用いた大規模構造物の景観シミュレーション
○鈴木涼真(東京工科大),柿本正憲(東京工科大/プロメテックCGリサーチ),戀津 魁(東京工科大)
近年、現実世界と仮想世界を融合するMixed Realityが、現実世界の各種情報に対して、ユーザーの活動を補助する役割を果たしている。MRを用いた景観シミュレーションにおいては、数キロメートルの範囲を想定して3次元モデルを正確に実写画像に重畳表示させることが必要となる。本研究ではMRデバイスとしてHMD(ヘッドマウントディスプレイ)型のHololens2を用い、広域にわたる大規模構造物の重畳表示実験を行った。実施例として、1km程度の起伏のある区間を仮想の高架橋で繋ぐ様子を想定した景観シミュレーションを実装した。シミュレーションの結果、高架橋までさまざまな距離にある該当域内の多くの地点での重畳表示を確認した。