情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

5U-08
歩行時3次元関節点データに基づく個人識別手法
○大田原彩,花泉 弘(法大)
ステレオカメラとOpenPoseを用いて3次元の関節点座標を取得する場合、OpenPoseの出力の揺らぎや関節点が認識されず欠測値となることがある。ここでは、2次元座標での補完処理と3次元化後の補完処理とを組合わせることでより正しい歩行姿勢の取得を目指し、取得した特徴の比較を行う。提案手法ではマハラノビス距離を求めることで特徴の比較を行った結果、誤差は歩行方向に関わらずに低減され、更に同じ歩行方向のデータでは個人による違いが見られた。また、歩行方向により特徴量に違いが出るという問題があったが、取得した3次元座標から歩行方向を求め座標を回転させることで歩行方向によらない特徴を得ることができた。