認知予備能を鍛える手段としてゲームが注目されている．本研究はゲームコンテンツ内の認知機能に影響する可能性を持つ要素を発見し，認知症発症の抑制に役立てることを目的としている．
そこで，対象者のゲームプレイの観察のためにゲームの操作履歴とプレイ中の生体センシングデータにより認知機能との相関を分析し，また，対象者が認知予備能の訓練を継続させ，効果を高めるためのメタレベルの訓練計画が行える仕組みを実現することを当面の目標としている．
本研究は市販ゲームの企画・開発企業、医療素材開発企業と連携し，高い娯楽性を持ったゲームに仕上げることで，高齢者の方々に喜んで対策をして頂けることを目指して研究を進めている．