情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

5S-01
テレビゲームの難易度が心理的時間に及ぼす影響-ゲーム習慣と生理的覚醒度との関連-
○木村百合(神戸大),正田 悠(立命館大)
いわゆるゲーム依存が社会問題となっているが,テレビゲームをはじめとして,何かに熱中していると,自身の想定よりも早く時間が過ぎ去ってしまうことがある。本研究では,こうしたゲーム実施中の時計時間と心理的時間のズレに関して,課題の難易度と生理的覚醒度の観点から調べた。普段からゲーム習慣のある17人と,習慣のない19人が,難易度の異なる3種類のゲームを行い,そのときの心理的時間を推定してもらうとともに,気分および心電図を測定した。その結果,テレビゲーム中の心理的時間には,ゲーム習慣,ゲームの難易度,生理的覚醒度および気分が相互に影響していることが示唆された。