5M-05
レヴィ飛行回遊行動モデルと多項ロジットモデルによる観光行動シミュレーションの比較とその考察
観光客の目的地選択行動を再現する問題は、起点となる観光スポットごとに複数の選択肢となる観光スポットへの遷移確率を求める多項選択モデルとみなすことができる。近年、観光客の行動を再現するために、レヴィ飛行に基づく回遊行動モデルが提案されている。我々はこれまで、複数回のアンケートにより収集した観光客の行動データから、レヴィ飛行に基づく回遊行動モデルと多項ロジットモデルを構築し、算出される遷移確率について比較とその考察を行った。今回は、2つのモデルを用いて実際に目的地選択行動のシミュレーションを行い、アンケートの回答結果とモデルによるシミュレーション結果を道路網データ上に表現し、比較とその考察を行う。