情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

5G-07
川崎市の小地域クラスタリング
○村舘靖之(内閣府)
国勢調査のようなまち、ひと、しごとに関する基本的な統計情報を地図に可視化する際、データからクラスタ分類を行い、付加価値をつけて可視化する手法を論ずる。川崎市の町丁(小地域)について機械学習の一手法である混合ガウスモデルを使いてクラスタリングを行う。混合ガウスモデルは、クラスタ数決め打ちのk-平均法と異なり、ベイズ情報量基準を参照して、最適なクラスタ数を決定する。本稿の手法は、データ(情報)の圧縮手法であるといえる。本来町丁数×国勢調査などのデータ項目数だけあるデータをクラスタに圧縮することを行った。今回の分析手法や解釈の方法をできるだけ標準化することで、自治体(政令市)の地域カルテ作りに必要なマニュアル作成に本研究が発展する可能性を望みたい。