情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

4ZM-05
確率モデルを用いた独居高齢者の屋内における異常検知アルゴリズムの提案と実装
○和田孟士,島 孔介,大塚孝信(名工大)
超高齢社会を迎える我が国において,独居高齢者の介護が深刻な問題となっている.地域医療の体制が整っていない過疎地域では,独居高齢者の日常的なみまもりは行政コストの観点から重要と言える.
既存の高齢者見守りの研究ではウェアラブルセンサやカメラを使用しているが,対象者にデバイスの装着を強いることや,動画として監視することによるプライバシの侵害など課題が挙げられる.本研究では対象者のプライバシに配慮した人感センサを用いたみまもりアルゴリズムを提案した.また,対象者ごとの行動パターンに合わせたみまもりを行うため,人感センサを設置した部屋間での遷移確率を指標とし,医療従事者の知見を踏まえて異常検知を行う.