4ZM-04
疎なネットワークにおけるBLEビーコンを用いた独居高齢者徘徊検知アルゴリズムの提案と実装
我が国では,行政による独居高齢者見守りの負担が増加している.そこで,IoTを用いた見守りシステムの開発が盛んに行われている.しかし,導入コストが高い点や利用用途が限定的であるといった点で,課題が挙げられている.そのため,低コストで運用可能な汎用性の高い見守りシステムが求められている.そこで本研究では,行政の課題解決への貢献を目的とした,疎なネットワークによる独居高齢者の徘徊検知アルゴリズムの実装を行った.疎なネットワークであるため,常にはデータが取得できない.そこで線形補間によりデータの補間を行った.また学内においてBLEビーコンを所持して歩行実験を行い,本研究で提案するアルゴリズムの有用性を示した.