4ZA-06
岩海苔モニタリングシステムの開発
現在、岩海苔漁では、収穫時期を決定するために漁業者が目視で生育状況を確認する必要がある。真冬の北海道日本海側は、天候が荒れる日が多く、波が打ちかかる漁場に人が立ち会い、生育状況を判断することは、大きな労力やリスクが存在する。本研究では、自宅などの遠隔地にいながら生育状況を観察することができれば、これらの問題を解決できると考えてモニタリングシステムの開発を試みている。本稿では、監視システムの開発状況及び、岩海苔の実験的な成育を試みている現場にシステムを配置した運用結果について報告を行う。