4Y-07
機械学習を用いた歩行動作における意図しない行動の検出に関する研究
スマートフォンの普及に伴い,利用者の運動記録を利用したサービスが増えている.一方で運動を行わずにスマートフォンを振ることで不正な運動記録をつけることが可能である.本研究では歩行,走行,静止などの歩行に関連する動作を正常行動,スマートフォンを振るなどのシステムを偽るための動作を異常行動と定義する.一般的な異常検出手法では,訓練データに含まれる正常行動以外を全て異常行動と見なす傾向があるため,トレッドミル上を歩くと言った,訓練データに含まれないが正常行動に分類したい行動が異常行動とみなされてしまう.本研究では訓練データに含まれない未知の正常行動の誤検出を減らす教師なし異常検出手法を提案する.