近年、クリエイティビティーとAIを組み合わせた技術の開発が流行っているが、楽器演奏の中でニュアンスとして表現されるものをどの様に可視化するかが問題となってくる．
本論文ではベースの音のニュアンスを正確な採譜にすることによって可視化する．
ここでの正確な採譜とはベースの音を音程のみ表す五線譜ではなく、どこを押さえて弾いているかがわかるTAB譜として表すことによって求めたものをさし、本論文では正確な採譜を求める手法の提案と機械学習を用いた採譜の精度の検証を行った．
正確な採譜をするために異なる太さの弦でも同じ音程を出すことができる弦楽器固有の同音異弦という特徴に注目し、自分でサンプリングしたベースの音をSTFTやMFCCでグラフ化したものを画像化し、CNNを用いて弾き方の分類わけの精度を調べた．