4K-04
SDNによるRANシェアリングの実現
近年では多くの事業者がモバイル通信サービスを提供しており、自社の基地局設備(RAN)を持たないMVNO事業者も多く存在する。2020年から5Gの商用サービスが開始し、スタンドアローン方式への移行が進められている。5Gのスタンドアローン方式におけるMVNO環境は各MVNO事業者がコアネットワークを運用し、MNOのRANと接続することでモバイル通信サービスを提供する形が標準的になると予想される。複数の事業者がRANを共有することになり、各事業者のコアネットワークへの振り分けが課題となっている。そこで本研究ではSDN技術の活用により複数事業者の認証と接続をネットワークレベルで実現する。