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レイトレーシング法に特化したGPUによる電波伝搬シミュレーションの高速化
ITS(高度道路交通システム)での車々間・路車間無線通信にはGHz以上の電波が使用され、反射や回折などの影響を強く受ける。複雑な周辺環境に対応するにはレイトレーシング法をベースとしたシミュレーション手法が必要だが計算が膨大になる。一方コンピュータグラフィクスの分野では、専用プロセッサを搭載することでレイトレーシング法の計算を高速に行うGPU(NVIDIA RTX)が普及し始めている。本研究では、レイトレーシング法による電波伝搬シミュレーションをRTXを用いて加速し、従来のイメージング法と計算精度などを比較し実用性を検討した。