4H-04
リハビリテーション支援のための小型カメラを用いた歩行評価システムの検討
脳血管障害等を原因とする片麻痺者の歩容の特徴として、歩行速度の低下や安定性の欠如が挙げられる。従って、リハビリテーションの評価では歩幅、速度、ケイデンスといったパラメータを計測し、これらを評価基準とすることが有用であるが、これらの計測には手間と時間を要するため、医療関係者の勘や経験といった主観的評価に頼らざるを得ないのが現状である。本研究では、臨床現場における定量的なリハビリテーション評価支援を目標として、対象者の歩行を汎用カメラで撮影した映像から歩容パラメータを簡便に計測・取得するシステムを開発している。本発表では開発中のシステムの歩幅に関する計測精度について検討を行ったので報告する。