視覚障害者は、紙面や画面に印刷表示された情報を一瞥することができないので、伝わる情報が限定的になったり、必要とする情報に辿り着けなかったりする。音声で文章や画像の説明をするインタフェースの開発によって、この状況は改善しつつある。
一方で、その情報量やフォーマット変換の工数によって、「この程度の情報でいいんじゃないか」と発信者自ら制限したり、受信者があきらめてしまうのが現状である。これを情報バリアーと呼ぶことにする。
バス停におけるバスの発車時刻以上の全情報を視覚障害者に効率よく伝えるプロトタイプとして、スマホアプリ「ものタグ」で視覚障害者向け時刻表を実装したので、紹介する。