情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

4E-07
反射型DDoS攻撃を緩和するマルチエージェント学習機構構築のためのDRDoSシミュレータの試作
○川添智貴,福田直樹(静岡大)
反射型DDoS攻撃は世界中に存在する膨大な数のbotnetを起点に脆弱性を持つ多くのサーバを悪用した増幅攻撃を行う.複数ホストから攻撃が行われる性質は,攻撃トラフィック経路上のデータ中継主体が持つ攻撃情報を限られたものにするため,攻撃経路上の中継主体が協調的に講じられる反射型DDoS攻撃緩和手法の検討が望まれる.DDoS攻撃の規模の大きさから,攻撃緩和手法の検討およびその評価を行うには適切なネットワークシミュレーション環境が必要になる.本発表では,そのような反射型DDoS攻撃を緩和するマルチエージェント学習機構の構築を行うことを目的としたDRDoSシミュレータの試作について述べる.