情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

4E-03
スパイキングニューロンモデルにおける間欠性カオスルートによって生じるカオス挙動の位相特性
○川手悠生,丸山一哉,信川 創(千葉工大)
近年, 従来よりも容易に脳内の発火時間を知ることが可能になった. しかし, 発火時間のみでは, 脳の内部状態を理解するには, 不十分である. 特に, カオス分野においては, より複雑な脳の構造なため, 正確に捉えるためには不十分である. そこで, 本研究では, 容易に測定が可能な発火時間から発火時間間隔を求め, 発火時間間隔に基づく脳の内部状態である位相の推定を行う. その結果, izhikevichモデルでは位相での定義が可能であることおよび, 外部変数から内部変数が推定可能であることが分かった.