4D-03
環境モニタリングアプリケーションの無線ネットワーク品質評価
近年、Internet of Things(IoT)の無線ネットワークとして、920MHz帯を用いたマルチホップネットワークが注目されている。920MHz帯無線は免許不要帯域の無線で、Wi-FiやBluetoothで利用されている2.4GHzや5.2GHz帯無線と比べ、スループットは劣るが、通信距離や耐障害物性に優れている。また、マルチホップ通信を行うことで、通信範囲の確保や、障害物を考慮したネットワークの構築が可能である。本稿では大学の校内を対象に、定期的にセンサ値を収集する環境モニタリングアプリケーションを想定した際の920MHz帯を用いたマルチホップネットワークの無線ネットワーク品質を評価した。