2ZF-05
バーチャルアバターを対象としたコミュニケーションにおける感情伝達のための表情誇張表現生成方式
本稿では,バーチャルアバターを対象としたコミュニケーションにおける感情伝達のための表情誇張表現生成方式について示す.一般に,漫画・アニメ調のアバターを用いる場合,実際の人間の表情に比べ表情を誇張した表現が用いられるため,実際のユーザの表情の特徴点の合成だけでは,うまく感情を伝達できないことが問題となっている.本方式では,漫画・アニメ調のアバターを用いた場合でも,うまく感情を伝達できるよう,表情の特徴量からどのような感情を表現したいのかを認識した上で,アバターにその感情を表すエフェクトを加えることによって,誇張した表情の合成を可能とする.