2ZD-05
ARによるPIN認証システムの開発と評価
様々な業種・業務でスマートグラスを用いた業務支援システムの利用が進むと,スマートグラスの着用者が従業員本人であることをチェックする機能が必要となる.本研究ではスマートグラスに見立てたプロトタイプをベースとした,空中でPIN入力できる本人認証システムを開発し,その性能を評価した.プロトタイプは,Webカメラの画角に入った手指をリアルタイムにトラッキングし,モニター上に表示されている仮想テンキーを押下できる.PIN入力している場面を録画した動画からPINを推測する実験を行ったところ,テンキーのボタン配置をランダムにすることでPINの推測困難性が向上することが分かった.