情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

2ZA-08
フレーム補間における順方向・逆方向ワーピングの活用
○清水盛偉,孫 鶴鳴,甲藤二郎(早大)
フレーム補間は動画の連続フレームからその間のフレームを生成することを可能とする。この技術を用いると、元の動画よりも高いフレームレートの動画を生成することができる。近年、深層学習を用いたフレーム補間手法が多く提案されている。そのうちの一つのアプローチとしてオプティカルフローを用いた手法がある。これらの手法では、はじめに両方向オプティカルフローを求め、逆方向ワーピング処理から間のフレームが生成される。しかし、補間画像を得るには順方向ワーピングを用いる方法もある。本稿では順方向ワーピングと逆方向ワーピングの両方を用いた補間手法を提案する。また、提案手法は逆方向ワーピングのみを用いた場合に比べ補間精度が向上することを示す。