自動運転を支える技術として、車車間通信の研究が行われている。先行研究においては、Content Centric Network （CCN） を応用し、通信効率を上げた例が存在する。しかしこの方法では、近隣の車両が保持しているキャッシュを利用できない、近隣の車両と同じデータをキャッシュとして保持する場合に性能が限られるという問題がある。
本検討方式では、車車間通信の更なる効率化のために、キャッシュの管理にクラスタを用いて近隣車両のバッファを一元管理する。これにより、近隣の車両のキャッシュを利用することができ、さらに近隣車両間で重複したデータをキャッシュとして保存することを防ぐ。