近年のリモート化推進により、自動就職面接システムが広く使われるようになった。しかし、現状は直接面接官が関わることのないオンデマンド式が主に採用されており、別途対話機会を確保せねばならないという問題がある。本研究では、一人の面接官が複数人の被面接者と同時並列に1対1と同様の面接を行う対話システムを提案し、時間的効率化および面接官と被面接者の対話機会確保の両立を図る。実現のためには、一人の面接官に複数人の被面接者の情報をいかに効率よく集約できるか、望ましい被面接者との対話機会を確保できるかの二点が重要である。本稿においては面接官が注目すべきキーワードを抽出し、また回答を評価するシステムを提案する。