2Q-02
LSTMを用いた自動車の実運転行動データからの任意の運転場面検出手法の検討
著者らは、実運転行動データからドライバの認知機能評価を可能にする技術開発を行っている。そこで抱える問題の一つに場面検出が挙げられる。実運転行動データには認知機能評価が可能な運転場面とそうでない場面が混在する。さらに、認知機能評価可能な場面は不確定であり、既存研究において、様々な場面を設定して検証している。このとき、設定に応じた場面を検出可能な手法が必要になると考える。そこで、本研究では、実運転から取得したセンサ及び映像データから任意の運転場面を検出する手法を提案する。本手法では、収集した運転場面のデータをLSTMに学習させる。これにより、収集した運転場面に応じた場面検出モデルの生成を実現する。