情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日 情報処理学会 第84回全国大会 会期:2022年3月3日~5日

2M-06
ヘアサロンにおける来店間隔と店販商品購買の同時分析
○片桐優帆(中大),大竹恒平(東海大),生田目崇(中大)
厚生労働省によると,ヘアサロン数は年々増加し,令和元年度末で25.5万店舗近くに上る.一方,低価格化や客数の減少が深刻化し,経営上の問題も多い.そのような状況で,施術サービスに加え店販商品の購入を促すことは,経営上重要な施策である.本研究では,ヘアサロンチェーンを対象に来店間隔と店販商品購買を予測するモデルを構築する.具体的には,来店間隔を指数分布を仮定した生存時間解析,購買生起を二項ロジットモデルで捉える同時モデルを構築し,商品カテゴリごとに分析する.顧客の個人異質性を考慮するため,階層ベイズモデルを用いてモデル化する.分析結果をもとに,来店間隔および店販商品購買への影響要因を明らかにする.